2010/02
カメの白昼夢 VOL.42
講談社 ライツ事業局 映像製作部 松下卓也さんによるコラムです。
都内、雪、降りましたね。生まれ育ちが長野県なので、雪を見るとつい興奮してしまう。交通機関のマヒや滑って怪我をされる方もいらっしゃるので、不謹慎なことは言えませんが、どうにも興奮してしまうのだから仕方ない。そして、雪と言えば、菊地桃子の名曲「雪に書いたラブレター」。降り積もる雪を見て、「雪に書いたラブレター」のメロディが頭の中で流れてこない人はおそらくこの世の中にはいないのではないか、と勝手に推測してみる。
●美しすぎる・・・・OAD『XXXHOLiC 籠』
先日、OAD『XXXHOLiC 籠』のダビング作業(簡単に言うと音入れ作業)がありました。アニメーションもほぼ完成しており、音が入ることによりアニメ『XXXHOLiC 籠』の全貌がついに明らかに!
ネタばれになってしまうから内容の詳細はお伝えできません。内容はお伝えできないので、ボクの感想だけ羅列します。ダビング作業時に見た興奮がいまだ冷めやらぬ状況で書くので、おそらく何のこっちゃか意味がわからないと思います。が、そんなこと気にしないもんね。小学生の作文のような感想列挙を今からおこないます。
まず、OAD『XXXHOLiC 籠』、圧倒的に美しい。衝撃的かつ悲しすぎる冒頭のシーンから美しすぎます。また、大川先生脚本の今回のストーリーはとても大人味。そこに監督の演出、役者さんの演技が積み重なって、「超大人味」になりました(うわっ、「超」を付けただけの陳腐な表現!)。そして、『XXXHOLiC』という作品自身が持つ独特の「空気感」に、アニメ『XXXHOLiC』史上最も溢れた作品になっている。さらに四月一日が美しい。やばい、妖しすぎる。着物はきちんと着ないとまずいでしょ。はだけちゃいかんよ、はだけちゃ。そして、ラストシーンはアニメ史に残る優しさとあたたかさにつつまれています。見終わった直後に胸がいっぱいになったのは、スタッフへのお土産に買っていった「豆大福」を食べ過ぎたことが理由ではないという確信がボクにはあります!
CLAMP先生のアイディアにより、『ツバサ Tokyo Revelations』で幕を開けたコミックとオリジナルアニメーションのセットという「OAD」スタイル。今回の『XXXHOLiC 籠』はそのOADスタイルの「一つの到達点」であることは間違いありません。雑誌連載の内容とは異なるもう一つのオリジナルストーリーのアニメーションが原作者自身の脚本により40分を超える長尺で制作され、原作コミックにセットされる。見ごたえ十分です。今回のOAD、必ずコミックを読んでからご覧になってください。ここ、ほんとに重要、試験に出ます。発売まで、今しばらくお待ちください!!
●ツイッターにはまる日々
前回の白昼夢で、iPhoneを購入したことはお伝えしたと思います。「松下のことだから、どうせすぐに飽きるだろう」という周囲の予想を大きく裏切り、ツイッターにはまる日々。「お腹すいた」的なつまらないつぶやきから特捜部批判まで、まるで多重人格探偵(「探偵」をつける必要はない罠、とつぶやいてみる)のようなつぶやきを日々おこなっております。昨年12月に購入してまだ2ヶ月ほどしかたっていませんが、すでに840回つぶやきました。地球温暖化の阻止にはまったくもって役立たない840回ものつぶやき、これをエネルギーに変換する技を発明したら間違いなくノーベル賞ものだ罠・・・、とつぶやいてみる。
松下卓也
1971年1月10日長野県に生まれる。'95年講談社に入社。以来'05年までコミック販売部に在籍。『カードキャプターさくら』『ちょびっツ』『XXXHOLiC』の販売を担当。'05年ライツ企画部へ異動。
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10/05/25

